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2012年9月10日月曜日

念願の桂離宮♪(写真たっぷり特別編)


皇族か国賓がこられたときにしか開かない桂離宮の表門

檜丸太を門柱とし、磨き竹を縦に隙間なく並べられています。

当然のことながら、一般人の僕はくぐることができず、黒御門から入らせてもらいました。


智忠親王が後水尾上皇をお迎えするにあたり作られた御幸門


御幸門は、「あべまき」という柔らかい木を皮付きのまま使われています。


御幸門をくぐると、小石が敷き詰められた「霰こぼし」の御幸道が御殿まで続きます。


外腰掛。この先にある茶室、松琴亭の待合所として使われていたそう。



黒く扁平な石を敷き並べた州浜の先に石灯篭

この石灯篭を灯台に見立てて海の景色としています。


天橋立に見立てられた中島と石橋のつながり。海の広がりを感じませんか?


桂離宮には池の周りに「春」「夏」「秋」「冬」用の茶室が点在しています。

その季節を快適に過ごすための建物の工夫が素晴らしい。


その一つ、桂離宮で最も格式が高い茶室、松琴亭


シンプルな概観からは想像ができないほどの斬新な市松模様


でも今回一番気に入ったのはこの苔橋


なんとも言えないいい雰囲気が出てると思いませんか?

今まで色んな橋を見てきましたけど、色といい、形といいこの橋が一番魅力的!


季節は確実に秋に向かっています。紅葉の桂離宮、、、おそらく最高でしょう!



月見台

月を鑑賞するために、古書院の広縁から池に突き出すように作られています。

目の前の池越しにお月様が登っていくさまは、どれほど美しかったことでしょう。


月を観るためだけに作られた茶室、月波楼

右手の窓からは池越しの月を楽しみ、左手の窓からは紅葉山が楽しめます。


以前からずっと訪れてみたいと思っていた念願の桂離宮

たくみな遠近法や飛び石の配置場所など、

庭師の工夫や見立てが随所にあり、感動させられっぱなし。

昔の人は、本当に月を愛し、粋な時間の過ごし方を知っていたんだなぁ。と

心のそこから羨ましく感じられる素敵な1時間でした。



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